本講習資料は、理美容師が目指すべきヘアーデザイナーとしての理想像と、その基盤となる本物のカット技術およびデザインの原則を体系的に学ぶためのものです。日々のサロンワークにおける技術力とデザイン力の向上にお役立てください。3日間に渡り喜田修二の提唱する理美容技術の世界観を体感して頂く講習です。
Kida 9 全理連講習 2026にご参加の際にご用意頂くもの
| № | 受 講 生 |
| 1 | カット用具・水スプレー |
| 2 | ※カット用具(シザーズ、カットコーム、ダッカールピン、スプレイヤー、ドライヤー・1kw) |
| 3 | セット用具・整髪料・タオル3本 |
| 4 | ※必須 ベスブラシ9列(例:デンマンブラシ)・ロールブラシ(中) |
| 5 | クランプ (スタンド式推奨) |
| 6 | 筆記用具 |
| 7 |
Day1 : 技術定義と目的、Hands on
1. 理美容師が目指す定義
- 理美容師が目指す理想像とは、ヘアーデザイナーになること。
- 多くのお客様を満足させるために、固定概念を持たないこと。
2. 技術の定義 ( 白板でティーチング )
- 技術とは、自身が求めるスタイルをいち早く得るための手段・方法である。
- カット技術の基本は3種類だけ。ワンレングス、グラジュエイション、レイヤー。(女性用カット技術は、この3種類だけ習得すればよい)
- 美容カット技術は基本の9パターンに凝縮されている。(+手先技術)
【重要】
本物のカット技術の基本条件とは、その基本カット技術だけを習得するだけで、どんなカットスタイルも理解し、直ちに目的のカットスタイルを作り上げることができる技術をいう。
3. 正しいセクションの考え方

髪の毛は、クラウンを中心に放射線状(図1参照)にヘアーラインに向かって生えています。為(図2参照)、クラウンを中心に頭の丸みに沿って円状のセクション(図3参照)を取ります。これをメインセクションと呼び、頭の丸みに沿ってカットを進めることで正確なヘアカットが出来ます。
4. 基本の9パターン
- 3種類のワンレン
- 3種類のグラジュエイション
- 3種類のレイヤー

ワンレングスヘアカット
レイヤーもグラデュエイションもなく、トップヘアの長さとヘアーラインの長さが同一線上で切られている状態
Image 重たい・動きが無い・ジオメトリック・堅い・綺麗な線
グラデュエイション ヘアカット
トップヘアーとヘアーラインの間にストップラインがあり、ストップラインからヘアーラインまでをグラデュエイション
Image 動き・ソフト・綺麗な線・上品・落ち着き
レイヤー ヘアカット
ストップラインのステップがつかず、ヘアーラインとトップヘアーが同一線上でもなく全体がつながっている状態をレイヤー
Image 自由・ソフト・大きい動き・キュート・ワイルド3種類のワンレングスカット

3種類のグラデュエーションカット

3種類のレイヤーカット

5. 喜田 修二実技 | デモンストレーション
- ストレートボブ(カット技術に関する説明とデモンストレーション15分程度)+ブロードライ
- フルフレンジイサドラ(カット技術に関する説明とデモンストレーション15分程度)+ブロードライ
- ブラッシバックボブ(カット技術に関する説明とデモンストレーション15分程度)+ブロードライ
Day2 : Hands onと応用とデザイン定義
6. 喜田 修二実技 | デモンストレーション
- ショートグラジュエイション(カット技術に関する説明とデモンストレーション15分程度)+ブロードライ
- ロングレイヤー(カット技術に関する説明とデモンストレーション15分程度)+ブロードライ
- コンケーブ(カット技術に関する説明とデモンストレーション15分程度)+ブロードライ
- アプリケーション(応用)の定義。スタイルカッティング
Day3 :ヘアーデザインとバランス・Hands On
7. ヘアーデザインとバランスの考え方
- 私達の仕事は、デザイナーであり、アーティストではない。
- 私達の仕事は、基本技術をマスターしたデザイナーであり、技術は求めているヘアーデザインをいち早く正確に表現するための方法であって、技術のための技術ではない。
- 私達の仕事は、最高のスタイリングと美を提供し、プロとしてその対価を得ることである。顧客から支持されない技術者は、プロの技術者とは言えない。
- ヘアーデザインとは、顔のシェープ、首回り、体形のバランスである。
基本原則
ヘアスタイルは「黄金比シルエット」に近づけることが目標です。 顔の短所を補い、長所を引き立てる。ボリューム位置・重心・曲線と直線の使い分けが鍵となります。8. 9パターン技術を使ってカット&スタイリング

ヘアスタイル例
本プログラムは、本講習の集大成となる最終課題です。これまでに習得してきたカットパターン技術をもとに、特定のヘアスタイルを題材とし、カットからスタイリングまでを一貫して再現するトレーニングを行います。単なる技術のトレースではなく、
- スタイルを見て構造を分解する力
- 必要なカットパターンを選択・組み合わせる力
- デザインを正確に再現する力
といった、“ヘアデザインを創る上で求められる実践力”を最終確認します。この課題を通じて、感覚ではなく理論に基づいたカット技術と、再現性の高いデザイン力の定着を目指します。
